【ポケモン剣盾シーズン21 使用構築】なんちゃってエンジェループ(最終19位 2137)
目次
【はじめに】
閲覧ありがとうございます。アポロです。
今回はシーズン21の構築記事です。
久々に受けループを組んでみました。
けっこううまくまとまったと思うので、最後まで読んでいただけると嬉しいです!
【使用構築】
【コンセプト】
・状態異常+サイクルで相手を詰ませる。
・サイクルによる削りからムゲンダイナ、ミミッキュを通す。
・並び単位でのシナジーを意識し、選出択を極力減らす。
【構築経緯】
スカーフミミッキュで試合のテンポを掴み、裏の受け駒で詰める動きが強力だと感じ、構築の軸としました。
禁止伝説枠には、高い数値と技範囲の広さから、一般ポケモンに対して無類の強さを誇るムゲンダイナを採用しました。
ミミッキュ+ムゲンダイナの並びで、相手のほとんどの一般ポケモンに対応することができるため、残りの枠には環境に多い伝説ポケモンに対応するための駒として、ハピナス、ヌオー、バンギラスをそれぞれ採用しました。
ここまでの5枠で、地面の一貫がある点や相手の積みポケモンに弱い点、相手のサイクルを崩しに行けるプランに乏しい点などが気になったため、ステロ吹き飛ばしを持たせたエアームドを採用しました。
完成!
【個体解説】
※採用順
ミミッキュ@拘りスカーフ
特性:化けの皮
性格:陽気
実数値(努力値):131(4)-142(252)-100-×-125-162(252)
技構成:戯れ付く シャドークロー 鬼火 トリック
構築の軸です。相手の物理ポケモンに鬼火を刺したり、耐久ポケモンにトリックをすることで、試合のペースを握っていきます。化けの皮一枚でさまざまなポケモンを機能停止に追い込むことができ、非常に使用感が良かったです。
スカーフミミッキュ+受け駒の並びは、受け回しをするときにありがちな、初手の出し負けにより交換を強いられ不利サイクルを作られる展開が格段に減るため、自分本位のゲームメイクをしやすい点が強力です。
黒バド軸に対しては裏に置き、バンギラスとの役割集中により相手の物理受けを崩した後、このポケモンを通す展開を目指すこともありました。
ほとんどの対戦で選出した本構築のMVPです。
ムゲンダイナ@黒いヘドロ
特性:プレッシャー
性格:控えめ
実数値(努力値):241(204)-×-116(4)-198(116)-117(12)-172(172)
技構成:ダイマックス砲 ヘドロ爆弾 マジカルフレイム 自己再生
↑こちらの型を使用しました。
禁止伝説枠です。アーゴヨンの攻撃性能とドヒドイデの耐久性能を兼ね備えたような最強ポケモン。
単体でも十分すぎるスペックを持つこのポケモンですが、裏の補助技持ちのポケモンと組み合わせることにより、その真価を発揮します。
技構成は、地面タイプやドラゴンタイプ意識のダイマックス砲、フェアリータイプや耐久ポケモン意識のヘドロ爆弾、鋼タイプや特殊全般意識のマジカルフレイム、回復技の自己再生です。毒々や身代わりの採用も検討しましたが、技範囲の広さがそのまま対応範囲の広さに直結すると考え、3W+自己再生で使い続けました。
サイクルの中で自身の一貫を作り抜いていく動きや、マジカルフレイムや自己再生を絡めて詰ませにいく動きなどを、盤面に応じて選択できる点が非常に強力でした。
ハピナス@綺麗な抜け殻
特性:自然回復
性格:穏やか
実数値(努力値):331(4)-×-62(252)-95-205(252)-75
技構成:地球投げ シャドーボール 電磁波 卵産み
対ムゲンダイナやカイオーガを主に意識した特殊受けです。ただし、毒々を持ったムゲンダイナや火力アップアイテムを持ったカイオーガは、単体で対処しきれないため、裏のムゲンダイナやミミッキュを絡めて対応していました。
持ち物は、ヒードランやゴチルゼル、渦潮持ち水タイプの対策として綺麗な抜け殻を採用しました。実際に活きる場面は多かったため、この選択は正解だったと思います。
終盤上位に多かった黒バドランドラオスの並びは、黒バドが眼鏡持ちでハピナスに打点を持たない個体が多かったため、黒バド入りに選出できるようシャドーボールを採用しました。実際にはシャドーボールがあったおかげで拾えた試合はなかったので、技構成についてはもっと考察を深めるべきでした。
役割対象に対しては、しっかり仕事をしてくれましたが、その取り巻きに強くないせいであまりしっくりこなかったので、変更するならこの枠だと思います。
ヌオー@ゴツゴツメット
特性:天然
性格:図太い
実数値(努力値): 202(252)-105-150(252)-×-86(4)-55
技構成:地震 毒々 守る 自己再生
ザシアン対策枠です。実際にはザシアン側が真っ先に意識して構築を組むのがこのポケモンなので、安定した対策とは言えませんでした。
ゴチルゼルや未来予知持ちのエスパータイプ全般に強いゴツメギルガルドとの変更も検討しましたが、カバルドンやジガルデが重くなってしまう点を嫌ってヌオーを使い続けました。
また今期のウオノラゴンは、拘り鉢巻を持った個体がほとんどだったため、守るで技を確認してからムゲンダイナやミミッキュに引く動きをよくとりました。そのため、撃ってくる技が固定されない寝言持ちのウオノラゴンに頭を悩まされることが多々ありました。
バンギラス@拘り鉢巻
特性:砂起こし
性格:意地っ張り
実数値(努力値):175-204(252)-130-×-151(244)-83(12)
技構成:ストーンエッジ 噛み砕く 地震 馬鹿力
黒バド、ムゲンダイナ、イベルタル、ホウオウあたりに強めな崩し枠です。
相手の受け寄りのサイクルは、ミミッキュのトリックやエアームドのステロを絡めながらこのポケモンで崩しにいきました。
未来予知持ちのエスパータイプ+物理アタッカーの並びに対しては、エスパータイプにこのポケモンをあわせ、裏の物理ポケモンに通る技を選択して誤魔化すことが多かったです。
読み行動を通した際のリターンが大きいため、積極的に釣り交換や交換読みを仕掛けました。強力なポケモンではありましたが、技選択や砂ターン管理の難しさ、メインウエポンの命中不安、弱点の多さから、安定した試合運びができるポケモンではないため、選出回数は極力減らすよう心掛けました。
エアームド@食べ残し
特性:頑丈
性格:図太い
実数値(努力値):172(252)-×-211(252)-×-91(4)-90
技構成:ボディプレス ステルスロック 吹き飛ばし 羽休め
地面の一貫切り、日食ネクロズマやゼルネアスなどの積みポケモン対策、サイクル崩しの補助など、構築に足りていない要素を綺麗にクリアしてくれた補完枠です。
使用率トップのランドロスに後出しから安全にステロを展開できる点が強力でした。
食べ残しは、ランドロスやヒヒダルマ、ウーラオスなどの蜻蛉帰りから頑丈を保護するために採用しました。他にも鉢巻ウーラオスの技のPPを枯らしたり、サイクル中に羽休めを押す回数を減らしてくれたりと、有用に働く場面は多かったです。
サイクル戦で後手に回りそうな構築に対しては、このポケモンのステロ吹き飛ばしからムゲンダイナミミッキュをむりやり通しにいく展開をとることもありました。
【選出】
ミミッキュ+ムゲンダイナ+相手の伝説枠に強めなポケモンの3体で選出することが多かったです。
ただし、ヒードラン入りや受け回しに対しては例外です。
ヒードラン入りには、ハピナス、ヌオー、バンギラスの中から2体以上選出するようにしていました。
受け回しには、ミミッキュ+バンギラスをベースに考えて、@1には、TODを視野に入れる場合にはムゲンダイナを、ステロを撒きたい場合にはエアームドを、相手のムゲンダイナに厚くしたい場合にはハピナスをそれぞれ選出することが多かったです。崩しきれそうにない構築に対しては、こちらも相手に崩されない選出をして、判定勝ちを狙いにいきました。
【結果と後語り】
TNさくま 最高最終2137 最終19位
久しぶりに最終日に上位帯で戦えてとても楽しかったです。構築については、最終日1週間前くらいまでは自信があったのですが、終盤増えた黒バド軸や水ウーラオス、ゴチルゼルへの対策が薄く、最終1桁圏内まで勝ちきれる気がしなかったため、30位以内に残れそうなラインで保存しました。
受け構築使ったことある人はわかると思うんだけど、終盤選出段階から勝てる気しない構築がいきなり増えまくるあの現象なに…!?
【スペシャルサンクス】
・色個体を貸してくれたyouさんはぎもんよしこぽけ
・最強ポケモンハイブリッドムゲンダイナを考案してくれたチャンタ
・最終日通話に付き合ってくれたたまちん、海道くん
ありがとーーー!!!
構築名は最推しプレイヤーのたまちんが6世代の頃よく構築に名付けていた”エンジェループ”から。見た目もそれとなく意識して組みました。
今期は久しぶりに潜っていたようなのでリンクを載せておきます。キッズなので。
たまちんかわいい
おわり