【ポケモン剣盾シーズン13 使用構築】ブシ道受けサイクル(最終13位 2117)
【はじめに】
皆さま、明けましておめでとうございます。アポロです。
前期の結果があまりにも悔しかったので、大晦日元旦もしっかりランクマッチにいそしみました。以下シーズン13の構築記事です。自信のある構築なので最後まで読んでいただけると幸いです。
【使用構築】
【コンセプト】
・選出の中に攻め駒の一貫作り、受け駒での詰ませの両方の勝ち筋を用意する。
・ウーラオスに対して極力交換をしない。
【構築経緯】
HBナマコブシの物理方面への詰ませ性能の高さに魅力を感じ、構築の始点としました。
ナマコブシ単体ではサンダーやカプ・レヒレといった特殊アタッカーになす術なく崩されてしまうため、相方の特殊受けとしてハピナスを採用し、ハピナマコによる数値受けサイクルを軸として取り巻きを考えました。
特殊受けをハピナスに一任すると、サンダー+ウーラオスのような、ハピナスの役割対象+ハピナスに強いポケモンの並びに対し、選出や立ち回りが窮屈になってしまいます。そのため3枠目には、ハピナスの役割をふんわりと分散できる最速怪電波サンダーを採用しました。ハピナマコに強いゴリランダーやカミツルギ、テッカグヤなどに強めな点も噛み合っています。
4枠目には、カウンターを持つことにより終盤流行していた初手DM構築に強く出られる点、不足している鋼の崩しができる点、立ち回りの幅が広がる先制技を採用できる点を評価し、襷エースバーンを採用しました。
5枠目には、岩や電気の一貫切り、欠伸の一貫切り、受け崩しなど、ここまでで足りていない要素を綺麗にクリアできるラムガブリアスを採用しました。
ここまでの5枠では、ドリュウズやランドロスなどの地面タイプや、ゴリリンダーやカミツルギなどの草タイプの物理アタッカーが若干重たかったため、最後の枠にテッカグヤを採用しました。アイテムは対面からウーラオスに強く出ることができるゴツゴツメットを持たせました。
【個別解説】
ナマコブシ@食べ残し
特性:天然
性格:呑気
実数値:161(248)-×-200(252)-×-151(4)‐9
・中盤までバトンタッチを採用していた名残で最遅
技構成:毒々 守る カウンター 自己再生
軸その1。対面からであれば、草タイプと電気タイプ以外のほとんどの物理アタッカーを相手取ることができます。後投げについては、耐久指数がカツカツであり、珠持ちのアタッカーなどには簡単に崩されてしまうため、型の判別や状態異常を刺してから行うなどといった注意が必要です。
環境に多い水タイプクッションであるドヒドイデと比較すると、弱点を突かれることが圧倒的に少ない点や、カウンターを持つことにより対ウーラオスにおいて明確な有効打を持てる点などが優れています。現環境においては、エースバーンやランドロス、ドリュウズ、ブリザポスなどに対して、ドヒドイデよりも有利に立ち回れる点を高く評価し、ナマコブシを採用しました。
後述のハピナスと同時に選出することで、非常に広い範囲を相手取ることができ、軸として恥じない活躍をしてくれました。
ハピナス@ヨプの実
特性:天の恵み
性格:図太い
実数値:331(4)-×-68(252)-127(252)-155-75
技構成:トライアタック 冷凍ビーム 瞑想 卵産み
軸その2。ナマコブシが受けることができない特殊アタッカーの相手をします。
ナマコブシがDM適性が皆無なこと、DMを絡めることにより後出しされたウーラオスやエースバーンなどを無理やり処理できることから、BC振りのヨプの実型で採用しました。この選択は正しく、地球投げを採用していた前期と比べ格段に選出がしやすくなり、選出した際にできる仕事量も段違いに多かったです。天の恵み+トライアタック、冷凍ビームによる上振れ性能も高く、シーズン通してたくさんの運勝ちを引き寄せてくれました。バレてさえいなければ間違いなく1番強い型のハピナスだったと思います。
サンダー@厚底ブーツ
特性:プレッシャー
性格:臆病
実数値:197(252)-×-105-146(4)-110-167(252)
技構成:10万ボルト 暴風 怪電波 羽休め
こちらの構築のサンダーを参考にさせていただきました。
ハピナスを選出しづらい構築に対して選出する対特殊クッション。前述した草タイプの物理アタッカー以外にも、ガラルファイヤーやラプラス、ランクルスなどが入った構築に対しては積極的に選出を考えました。
ダイジェット+怪電波により、自身で行う全抜きと詰ませ、こちらの積みアタッカーの起点作りなど、多様な勝ち筋を生み出せる点が強力でした。
持ち物は、最終日まではだいたいのウーラオスに対面から勝てるオボンの実を持たせていました。しかし、終盤ステロ+カミツルギの並びが増加していると感じ、後述のテッカグヤが投げられない構築に対して、最低限のツルギケアとして選出できるように厚底ブーツを持たせました。ステロを撒かれやすい本構築においては、ブーツが活きる機会も多く、相手の勝ちへのプランをズラせる点でも優秀でした。
エースバーン@気合いの襷
※ミニアイコンみつからなかったから急にクソでかくなっちゃいました。
特性:リベロ
性格:意地っ張り
実数値:156(4)-183(248)-×-76-96(4)-171(252)
・DL対策
・ミラーでのカウンター意識でH4振り
技構成:火炎ボール アイアンヘッド カウンター 不意打ち
ストッパー枠。
初めは陽気で使ってたのですが、ミラーに明確な打点を持たないこの技構成では、陽気にして得られるメリットが対カミツルギ程度しかなかったため、火力を重視し意地っ張りで採用しました。対カミツルギにおいてもこのポケモン対面する頃には既にダイジェットを積まれていることが多かったため、この選択は正解だったと思います。
アイアンヘッドは炎+鋼で広い技範囲を取れる点や、ドラパルトやミミッキュ、ウツロイドあたりにとりあえずで押せる点、命中安定の追加効果持ちといった運要素で有利に立てる点を評価して採用しました。
広い技範囲+カウンター+先制技による対面性能や、相手のDMの誘発のしやすさから、とにかく初手性能が高く、選出に困った構築に対しては、エスバ+ハピ+物理受けの選出で誤魔化しきれることも多かったです。
反面、HPが高くないため、DMアタッカーにカウンターを当てても不意打ち込みで落としきれないことがある点や、前述したとおりとにかくステロを撒かれる機会が多く、裏に置いてもストッパーとして機能しづらい点には若干の扱いづらさを感じました。
そのため、選出の際には見せ合い段階から試合展開をしっかりと見極めることが重要だと感じました。
ガブリアス@ラムの実
特性:鮫肌
性格:陽気
実数値:191(60)-168(140)-122(52)-90-106(4)-169(252)
・ A182悪ウーラオスの暗黒強打̟+不意打ちがMax99.9%
技構成:スケイルショット 地震 炎の牙 剣の舞
構築に足りなかった多くの要素を1枚で解決してくれた補完枠。主に欠伸展開や受け回しに対して選出しました。
欠伸展開に対して初手にこのポケモンを選出してしまうと、ラム持ちを疑われケアをされやすかったため、極力裏から展開することを意識し、技選択にも気持ち時間を使ってこちらのラムを悟られづらいような工夫をしました。
調整は陽気悪ウーラオスの暗黒強打+不意打ちや、鉢巻暗黒強打を耐えられるくらいまで耐久に振り、対ウーラオス性能を高めました。実際に活きる試合も多く、うまくハマった調整だったと思います。
特性:ビーストブースト
性格:呑気
実数値:204(252)-121-148(196)-135(60)-121-81
・C…D4振りウーラオスをゴツメ+エアスラで93.7%
技構成:ヘビーボンバー 火炎放射 エアスラッシュ 宿り木の種
諸説枠。ナマコが相手しづらい草タイプの物理アタッカーやドラパルトを意識して採用しましたが、ほとんど選出できませんでした。
ウーラオスに対面から勝てたり、エースバーンに飛んでくる水流連打やガブリアスに飛んでくるトリプルアクセルに後投げすることでゴッソリHPを削ることができるゴツゴツメットを持たせました。
それに伴い努力値もエアスラでウーラオスを落としきれるよう少々Cに割きました。
サンダーに何もできない点がとにかく弱く、この枠にさらにマッチするポケモンを他に見つけることができたら、構築の完成度はさらに上がったと思います。サンダーの被選出率が伸び、ハピナスが腐りづらかったため、見せ合い段階ではしっかり仕事をしてくれてたのかもしれません。
【選出】
ハピナマコ@1が基本選出。ハピが投げられない構築にはナマコサンダー@1。
あまりにも毒の通りが悪い構築やゴリランダーやカミツルギのいる構築に対しては、ナマコの選出は控えました。
【結果と後語り】
TNミガワリ 最高最終2117 最終13位
TNアポロ 最高2071 最終2000位代
並びも中身も好みな構築が組めて8世代の最高順位も更新できて最高のシーズンになりました。ウーラオスがトップメタの現環境でサイクルチックな構築で勝てたのも大きな自信に繋がりました。
2100を達成できたシーズンはいずれも最高最終で止めてしまっているので、次にここまでこれたら臆せずさらに上位を目指して潜りたいです。
ここまで読んでくださった方はありがとうございました。また頑張ります!
【すぺしゃるさんくす】
・色違いくれたり貸してくれたyouさんとはぎもん
・PP上げとかアイテムとか孵化余りたくさん手伝ってくれたチャンタとなつかぜ
その他にもたくさんの方にいろいろ手伝ってもらいました、、、ほんまにありがとう、、。