【ポケモン剣盾シーズン24 使用構築 グッドナイトイベループ】(最終9位 2087)
【はじめに】
閲覧ありがとうございます。アポロです。
今回はシーズン24の構築記事です。
自信作なので、最後まで読んでいただけると嬉しいです!
【使用構築】
ラッキーはパージュさんから、他5体はyouさんから借りました。
2人ともありがとうございます...。
【コンセプト】
・サイクルを回しイベルタル、メタモンを通すor受け駒で詰ませる。
【構築経緯】
シーズン序盤にこちらの構築を使用したところ、イベルタル、カバルドン、ラッキー、ドヒドイデの使用感が特に良かったため、構築の軸としました。
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上記の4体でザシアン軸、ゼルネアス軸、イベルタル軸ミラー以外には、対応可能だと判断し、残りの2枠でこれらの構築に強く出られるポケモンを採用することに決めました。
1枠目には、ザシアン軸に滅法強く、ラッキーとの連携により最低限ゼルネアスにも対抗できるスカーフメタモンを採用しました。
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2枠目には、ザシアン軸にメタモンを通すにあたって、相手のダイマックスアタッカーに対応できつつ、メタモンザシアン対面を作るための対面操作ができるポケモンが欲しかったため、HBカプ・コケコを採用しました。他の対面操作クッションと比較して、イベルタル軸ミラーや、ステロ欠伸展開に強く出られる点を評価しました。
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【個体解説】
※採用順
イベルタル
特性:ダークオーラ
性格:臆病
実数値(努力値):201-*-115-183(252)-120(12)-165(244)
持ち物:命の珠
技構成:悪の波動 デスウィング 熱風 羽休め
伝説枠です。ダイマックス下での制圧力が非常に高く、極端に不利をとる伝説も少ない事から、このポケモンを選択しました。
型はザシアン軸にも臆せず選出したかったため、熱風を採用した命の珠型としました。
努力値はほぼCS振り切りですが、素早さはミラーの特性発動順でS関係を断定できるよう臆病の244振りにとどめました。これにより最速イベルタルに対して下から羽休めを押す選択肢も生まれるため、活きる機会はそれなりにありました。
このポケモンはダイマックスを切るタイミングがとにかく重要なため、数ターン先まで見据えて試合の中で最もアドバンテージが取れるタイミングでダイマックスを切れるよう常に意識して立ち回りました。
カバルドン
特性:砂起こし
性格:腕白
実数値(努力値):215(252)-132-187(252)-*-93(4)-67
持ち物:アッキの実
技構成:地震 氷の牙 欠伸 怠ける
物理受けです。構成はテンプレートなアッキの実型です。
他の物理受けポケモンと比較して、イベルタルがお互いにダイマックスを切り合った際に相性関係が曖昧なエースバーンやランドロス、カイリューなどに受け出せる点が非常に優秀でした。
また、地面タイプであることからボルトチェンジを誘いづらい点や、初手で対面したカイオーガに対して下から天候を張り替えられる点が、後述するラッキーを安全に着地させるために重宝しました。
一致弱点を突かれない限りはほとんどの物理ポケモンに受け出すことができるため、非常に信用して選出していました。
ラッキー
特性:自然回復
性格:呑気
実数値(努力値):335(76)-*-62(252)-*-148(180)-49
H...16n-1
S...最低値
持ち物:進化の輝石
技構成:地球投げ 歌う ステルスロック 卵産み
特殊受け枠兼運ゲ枠です。
技構成は地球投げと卵産みを確定として、サイクルを回して戦う対戦が多かったことから、サイクル下で相手にしっかりと負荷がかけられるステルスロックと歌うを採用しました。有利対面で撒いたステルスロック+歌うやカバルドンの欠伸によって、イベルタルのダイジェットの起点を作る動きが強力でした。
また素早さは最遅を取りました。これにより下から歌うを当てられる範囲を広げつつ、受け回し構築で一貫が切りづらい欠伸ループも抜けられるようになります。
環境トップのサンダーに受け出しからアドバンテージを取ることができる点、環境に少なく対策が薄くなりがちなムゲンダイナや黒バドレックス、ジガルデなどを自然と誤魔化せる点、ステロ歌うにより受け崩しの補助も担える点などから、どんな構築にも採用を検討できるほど強力なポケモンだと感じました。
ドヒドイデ
特性:再生力
性格:図太い
実数値(努力値):157(252)-*-224(252)-73-163(4)-55
持ち物:黒いヘドロ
技構成:熱湯 毒々 トーチカ 自己再生
主に水タイプ、氷タイプの一貫を切るための枠です。具体的には白バドレックスやウオノラゴン、ガラルヒヒダルマ、ガマゲロゲなどが入っている構築に対して選出しました。
役割対象に物理アタッカーが多いためHB特化とし、技はサイクル下で負荷をかけられるよう毒々トーチカを採用しました。
イベルタルとの相性補完に優れており、ドヒドイデの役割対象からこの2体に一貫する技がほとんどありません。そのため、2体でサイクルを回しながらダイマックスターンや毒ダメージを稼ぐ展開が多かったです。ウーラオスに対しても同様で、水悪両方のほぼ全ての型に対してこの2体で対処することができます。
しかしこれは相手からも認知されており、終盤は初手イベルタルに対してノータイムでドヒドイデに抜群で通る技を押されることも少なくありませんでした。そのためこの枠には別のポケモンを検討しても良かったかもしれません。
メタモン
特性:変わり者
性格:生意気
実数値(努力値):155(252)-*-*-*-*-61
S...最低値
持ち物:拘りスカーフ
技構成:変身
ザシアンを中心としたここまでで重めなポケモンたちに対する切り返し枠です。参考元の構築では、この枠にはドリュウズが採用されていましたが、今期はメタモン対策の薄いザシアン軸が多かったことからメタモンを採用しました。
後述のカプ・コケコと組み合わせることで、イベルタル軸が一般的に不利とされるザシアン軸に対して高い勝率を保つことができました。
このポケモンを採用することで、選出段階から立ち回りまで取れる選択肢が格段に増えるため、玄人向きのポケモンだと感じました。(PS低めな僕には向いてなかったかも...)
カプ・コケコ
特性:エレキメイカー
性格:臆病
実数値(努力値):175(236)-*-137(252)-115-95-168(20)
HB...A特化ザシアンの巨獣斬を87.5%で耐える
S...最速サンダー抜き
持ち物:光の粘度
技構成:ボルトチェンジ 草結び リフレクター 光の壁
メタモンと合わせてザシアン軸への対策として採用した補完枠です。
努力値振りはザシアンの巨獣斬を耐える確率を上げるためのHBベースです。
技構成はザシアン対面で選択してメタモンを着地させるためのボルトチェンジ、カバルドンやラグラージに対する打点として草結び、珠アタッカーの初手ダイマックスに対応するためのリフレクター、光の壁の4つです。壁ターンを伸ばすために持ち物は光の粘度を採用しました。
この型のカプ・コケコを採用することで、メジャーなザシアン軸の序盤の動きである
①初手ザシアン
②珠アタッカーによる初手ダイマックス
の3つの動きに対してカプ・コケコ+イベルタル+メタモンと選出することで対応が可能になります。
具体的には、
①...ボルトチェンジからメタモンを着地、メタモンザシアン対面ができつつ、相手のザシアンはこちらのイベルタルのダイバーン圏内。
②...壁を貼りイベルタルを着地させて、羽休めを絡めてダイマックスを枯らしつつ、こちらのダイマックスで切り返し。カプ・コケコの上から動いてくる珠エースバーンにはダイアタックから入られることがほとんどなので1回耐えつつボルトチェンジからメタモンを着地し、飛び膝蹴りで処理。
③...状況を見て壁を貼りつつ、草結びorエレキフィールド下のイベルタルの羽休めで欠伸展開を阻害。
といずれも有利な展開を作ることができます。明確なザシアン受けが用意されているザシアン軸に対してはこの限りではないですが、それ以外のザシアン軸には上記の展開により高い勝率を保つことができました。
ミラーが不毛になりやすいイベルタルミラーにおいても、壁を貼ることでイベルタル同士での撃ち合いに強くなるため、有利に戦うことができました。
【選出と立ち回り】
①+or+
基本選出です。イベルタルのダイマックスから受け駒で詰めるか、サイクルを回して相手を削りつつ、イベルタルのダイマックスを通すかが主な勝ち筋です。
②
主にザシアン軸にする選出です。カプ・コケコで有利な盤面を作りながらイベルタルorメタモンを通しにいきます。詳しくはカプ・コケコの項で書いたとおりです。
基本はこのどちらかで選出がまとまることが多いですが、そうでない構築に対してはダイマックスや歌う、メタモンを使った立ち回りなどを絡めて最低限相手の6体を誤魔化しきれそうな選出を考えました。
【結果と後語り】
TNアポロ 最終9位(2087)
ここ数シーズンは最終1桁順位を目指して潜っていたので無事達成できてとても嬉しいです。
構築についても満足のいくものが組めたので良いシーズンになりました。
次は1位を目標にまた頑張りたいと思います。
最後になりますが、ここまで読んでいただきありがとうございました!