【USMシーズン16使用構築】ミミラキ毒呪いコントロール(最高最終レート2146、最終4位)
【並び】
ボーマンダ@メガストーン
ミミッキュ@ゴーストZ
ラッキー@進化の輝石
ヌオー@食べ残し
グライオン@毒々玉
【コンセプト】
・守るラキヌオーを軸とした毒サイクル。
・呪いミミッキュから展開して竜舞ボーマンダorラッキー+エアームドorヌオーの受けを通す。
・ボーマンダミミッキュの型の誤認によるイージーウィンを狙う。
【構築の経緯】
シーズン終盤に環境に多く見られたカバマンダガルドレヒレポリ2ミミッキュの並びに強く出られるラッキー+グライオン+エアームド(サブロムではテッカグヤを使用)の並びを上記のマンダガルド系統に強めな型で採用するところから組み始めました。
次に、環境に竜舞バンギラスやグロウパンチメガメタグロス、挑発ミミッキュ等から物理の役割集中をかけてくる構築が多く感じたため、それらに対して強めな2枚目の物理受けとしてラッキーとも相性の良いヌオーを採用。
次に、ここまでの4体で受からないメガルカリオやバシャーモなどといった格闘タイプやカミツルギに対して後出しができ、単体としてのスペックも高く受けから攻めへと切り返せるメガ枠として、メガボーマンダを採用。
最後に、ここまでで薄いオニゴーリやバトン構築などに対して強めでジャラランガZの一貫も切ることができる呪いミミッキュを採用し、並びは決定しました。
ボーマンダとミミッキュについては、このような並びで考慮されやすい型からズれた型を採用することにより、型の誤認を利用したイージーウィンを少しでも狙えるよう試みました。
結果としてシーズン15で最終9位を達成したたまさんが使用した構築と同じ並びとなり、同じ(似た)構成のポケモンも多いため、参考記事としてURLを貼っておきます。まだ読んでいない方はこちらの記事を先に読んで頂くことを強くお勧めします。(ちょこちょこ説明はしょりたいだけw)
【s14 s15 使用構築】究極ミミラキ天然コントロール : It's all fiction!!
【個別解説】
ボーマンダ@メガストーン
特性:威嚇→スカイスキン
性格:陽気
調整:181(84)‐188(180)‐151(4)‐×‐112(12)‐185(228)
HB…威嚇込みで無振りテッカグヤのヘビーボンバーを身代わりが確定耐え
S…S一段階下降でS補正なしのキノガッサ+1
BD…メガシンカ前DL調整
技構成:恩返し/竜の舞/身代わり/羽休め
サイクルに参加しながら自身の一貫を目指すことのできるメガ枠。
この手の受け構築ではボーマンダは飛行技炎技身代わり羽休めといった技構成で採用されることが多く、竜の舞へのケアが薄い選出や立ち回りをされることが多くあったため、今回は身代わり竜の舞型で採用しました。
竜の舞+身代わりは、ラッキー入りのサイクルではどうしても重くなってしまうメガゲンガー入りの構築に対して比較的一貫を作りやすいことが多い点や、こちらの取り巻きで刺した状態異常や、呪いとも相性が良いという点から、この構築のメガ枠として、想定していた以上に綺麗にハマってくれました。
性格はメガルカリオやカミツルギ、舞マンダミラーを考慮して陽気で採用しましたが、最終日はSに補正をかけたメリットを1度も実感できず、特殊ポケモンの前で舞えれば勝ちという盤面が非常に多かったため、意地っ張りHDの型を採用するべきでした。
ミミッキュ@ゴーストZ
特性:化けの皮
性格:臆病
調整:131(4)-×-100-102(252)-125-162(252)
技構成:シャドーボール/呪い/身代わり/痛み分け
少し地雷気味のシャドーボール持ち呪いミミッキュ。
このポケモンもこのような並びで採用されることの多いミミッキュZ持ちのじゃれつく影打ち剣の舞@1の型が考慮されることが多く(ミミゲン対面シャドボ、グロス後投げなど)、この型のミミッキュで大きく場を荒らせる機会は多かったです。
このポケモンを選出したい構築に入りやすいエアームドや威嚇を入れられた後のメガクチートに対する与ダメージが大きいことや、メガゲンガーに鬼火を押されても対面処理が可能となることから、ワンウェポンはシャドークローではなくシャドーボールで採用しましたが、これら以外のポケモンに対する与ダメージが低く、それが原因となり負けることもあったため、一長一短です。
ゴースト技呪いの残りの枠には身代わり痛み分け以外にも、鬼火や電磁波、挑発、影打ちなど有用な技は多くあるため、まだまだ考察の余地はあると感じました。
特性:頑丈
性格:腕白
調整:171(252)‐105(44)‐206(212)‐×‐90‐90
諸説枠です。
最終日の1時頃まで動かしていたサブロムでは、ボーマンダ+ミミッキュで選出をした際に2体で場を荒らした後、終盤の詰めが行えるテッカグヤを採用していました。しかし、私がテッカグヤを使うのに不慣れだったこともあり、この枠に採用するポケモンの1番の役割対象であると考えている竜舞メガボーマンダに安定しなかった点や、終盤多くマッチングした拘り眼鏡持ちのカプ・テテフ+メガリザードンの並びに対する立ち回りが非常に窮屈になる点から、使い慣れたエアームドへと変更しました。
グロウパンチと雷パンチを持ったメガメタグロス、炎技持ちのメガボーマンダ、挑発ミミッキュなどの増加から、もはや安定して役割をこなせる相手が環境にマンムー、ミミロップ程度しかおらず、非常に動きづらかったです。
技構成は増加傾向にあった身代わり持ちのメガボーマンダに勝つために最低限必要なブレバ毒々羽休めに加えて、相手のサイクル構築に刺さるステルスロックを採用しました。鉄壁はあってもメガクチートやミミッキュに対して安定しなかったため、技構成はこれで良いと思います。
この枠をエアームドにすると、ボーマンダミミッキュ@1の選出が弱くなってしまうため、使い慣れているのならテッカグヤの方が強いかもしれません。
ラッキー@進化の輝石
特性:自然回復
性格:図太い
調整:345(156)‐×‐62(252)‐×‐138(100)‐70
HB…特化カプ・テテフのサイコフィールド下サイコショック確定2耐え
HD…特化霊獣ボルトロスの特化+2気合玉Z確定耐え
技構成:地球投げ/毒々/守る/卵産み
ヌオー@食べ残し
特性:天然
性格:図太い
調整:201(244)‐105‐150(252)-85‐87(12)-49
技構成:熱湯/カウンター/守る/自己再生
グライオン@毒々玉
特性:ポイズンヒール
性格:慎重
調整:181(244)-115-147(12)-×-139(252)-115
技構成:地震/ハサミギロチン/身代わり/羽休め
これらについては、ラッキーとグライオンの努力値以外参考記事のものと同じで、ここに書いてあること以上に書きたいことがないため、省略します。強かったです。
ラッキーの努力値は2シーズン使ってきたもので、ダメージ感覚をズらさないためこの調整。
グライオンの努力値は、ラッキーギルガルド対面でシャドーボールZを押されて、裏のグライオンを崩される機会が多かったため、少しでも生存率を上げるため、HDに振り切りました。
速いテッカグヤに上から動かれること以外は特に困ることがなかったため、変更は正解だったと思います。
【結果】
TNアポロ 最高最終2146 最終4位
TNノエルぽけ♪ 最高2029最終1933
前期は最終1ページ目を目標として潜っており、実際に最終4位といった好成績を残すことができ、非常に嬉しかったです。剣盾発売前最後のシーズンに満足のいく結果を残すことができて、USM環境を綺麗に締めくくることができました。
最終日3日前まではこれとは違う並びを使っていたため、構築や立ち回りの練度は高いとは言えず、綺麗に勝てた試合もそう多くはなく、型の初見殺しや、選出や立ち回りがたまたま噛み合った結果の数字であることは否めませんが、結果は結果なので前向きに受け止めたいと思います。
今までで1番ポケモンのこと考えてたシーズンだったから勝てて本当に良かった…。
構築記事は以上になります。ここまで読んでいただきありがとうございました!
恐らく剣盾もプレイするのでよろしくお願いします。S16お疲れ様でした!
【スペシャルサンクス】
テッカグヤを貸してくれたリムオタク、ミミッキュを貸してくれたねむねむ
構築試行錯誤する段階で技ちょこちょこ変えちゃったからPP増やして返します🙇♂
構築使ってフィードバックくれたふみたん
ベースの構築の原案者で最終1ページ目の予想ボーダー教えてくれて応援してくれたたまさん
最終日付近通話してくれた通話窓のみんな
本当にありがとうございました。
【おまけ】
最後に簡易的にですが、シーズン序盤からずーっと使っていた構築も中身だけ紹介しておこうと思います。S14に使用した受けコマ+ゲコミミマンダの個人的結論です。
無邪気haSボーマンダ@メガ
捨て身 放射 身代わり 羽休め
控えめCSゲッコウガ(激流)@襷
波乗り 手裏剣 毒 守る
陽気ASミミッキュ@ミミZ
じゃれつく 影打ち 剣の舞 呪い
図太いhBdラッキー@輝石
投げ 毒 ステロ(守る) 卵産み
腕白HBエアームド@ゴツメ
ブレバ 毒 鉄壁 羽
激流ゲコ通らんし、グンチグロスと挑発ミミッキュに5億回崩されるしで期限切れって感じでした。
対戦数ぽんぽんこなせるのだけは良き。
2敗で1951まで行って5敗で1981まで行けたんだけどそこから19帯でしばらく停滞しちゃって、最終日使う気にはなれなかったので解散。
ゲコの枠にはホントに色んなポケモンを試して回してみたんだけどどれもしっくりこなかった…。
最高2032。