【使用構築】
ラッキー@進化の輝石
グライオン@毒々玉
ゲッコウガ@気合いの襷
【コンセプト】
・サイクルで削りを入れ、ボーマンダ、ゲッコウガ、ミミッキュの一貫を作る。
・サイクルを回すことが厳しいと判断した構築に対しては、対面選出で誤魔化す。
・それでも厳しそうな構築に対してはお祈りギロチン。
【構築の経緯】
フォロワーのユユユヨヨ(@rururyo323)が前期使っていたラキグライムドー+ゲコミミの並びが強そうだったのでパクりました。
メガ枠には1番使い慣れているボーマンダを採用し構築の完成としました。
【個別解説】
ボーマンダ@メガストーン
特性:威嚇→スカイスキン
性格:臆病
調整:183(100)‐×‐151(4)‐161(164)‐112(12)‐185(228)
HB…威嚇込みで特化メガリザードンXの逆鱗6.2%
S…S一段階下降でS補正なしのキノガッサ+1
BD…メガシンカ前DL調整
技構成:ハイパーボイス/火炎放射/身代わり/羽休め
本構築のメガシンカ枠。HP4振りだとサイクルを回すには多少許ないと感じたため、少し多めにHPに努力値を割きました。
ラキグライムドーの受けを崩すために出てくるランドロス、カミツルギ、ルカリオ辺りに対して後出しからある程度の切り返しが可能となり、ラキムドーが無力な鋼タイプへの打点を持てるS補正をかけた特殊型で採用しました。
技構成はメインウェポンのハイパーボイス、前述の通り鋼タイプへの打点として火炎放射、サイクルを回すために必要不可欠となる羽休めに加えて、今回は身代わりを採用しました。
身代わりを持つことで得られる主な恩恵としては、
・ギルガルドとの対面で、こちら有利な択を仕掛け続けられるようになること
・陽気で岩石封じを持った型以外のキノガッサに対面から勝てるようになること
・終盤の詰めの際に、他のポケモンによって刺した毒や呪いなどの定数スリップを多く稼げるようになること
などが挙げられます。
ボーマンダの持つ身代わりは、メガシンカ前の特性である威嚇との相性も良く、羽休めと合わせて持ち前の数値の高さを実感できる強力な技だと感じました。
受けコマと共にサイクルを回しつつ終盤のスイーパーとして用いたり、ゲッコウガミミッキュと共に対面的な選出のコマとして用いたりと、多岐に渡って活躍してくれました。
ラッキー@進化の輝石
特性:自然回復
性格:図太い
調整:345(156)‐×‐62(252)‐×‐138(100)‐70
HB…特化カプ・テテフのサイコフィールド下サイコショック確定2耐え
HD…特化霊獣ボルトロスの特化+2気合玉Z確定耐え
技構成:地球投げ/毒々/ステルスロック/卵産み
環境に存在する多くの特殊アタッカーに対して比較的安定して後出しから削りを行える特殊受けポケモン。
この構築のような受け構築に対して投げられる特殊アタッカーの多くが、Zクリスタルや悪巧み、挑発などを持っていて、ラッキー単体で受け切ることは困難だと判断したため、ラッキーで削りを入れてから裏のゲッコウガやミミッキュを絡めて処理を行えるような選出、プレイングを心掛けていました。
ラッキーの地球投げ、回復技に加える2ウェポンは優秀なものが多く、私もどの技を採用するか非常に迷いましたが、今回はステルスロックと毒々を採用しました。
ステルスロックは、受け回しで対処しづらいリザードンやボルトロス、ギャラドス辺りに刺さり、裏の攻めコマを通す際にも重宝しました。
毒々は、環境に多く存在する攻めコマ+受けコマで組まれた構築に対しての選出の圧迫の解消を主な目的として採用しました。
グライオン@毒々玉
特性:ポイズンヒール
性格:慎重
調整:177(212)‐121(44)‐145‐×‐139(252)‐115
技構成:地震/ハサミギロチン/挑発/羽休め
崩し枠。
主に共有パやナットドラン、受け構築に対して選出しました。
裏でのケアがしづらい不利対面が多いため、選出できる機会は多くありませんでしたが、選出できる構築に対してはしっかり仕事をしてくれました。
グライオンの挑発+ラッキーのステルスロックによって、通常のギロチングライオンでは崩すことのできないエアームド絡みのサイクルも楽に崩すことができました。他にも、滅び型だとわかっているゲンガーに対して挑発から入ることによって1:1交換をとられることを防げたり、起点作りカバルドンに仕事をさせずに交換を強要させることができたりと、挑発が生きる場面は少なくなかったです。
特性:頑丈
性格:腕白
調整:171(252)‐106(44)‐206(212)‐×‐90‐90
技構成:ブレイブバード/毒々/鉄壁/羽休め
S11で多くの受け回し使いが結果を残して世に広まったブレバエアームド。
幅広い物理アタッカーに対して後出しから受け、削りが可能ですが、特殊炎技やグロウパンチなどの役割破壊技が様々なところから飛んでくるため、慎重な立ち回りが要求されました。特に今期は上位帯に意地雷パンチメガメタグロスが多く、物理受けのエアームドは向かい風だと感じました。
技構成は、身代わり舞マンダに単体で勝つために最低限必要なブレバ、毒々、羽休めを確定として、ラスト1つの技スペースには、主にクチートと剣舞ミミッキュを意識して鉄壁を採用しました。クチートをエアームドで見る選出をする際には、後出しメガ前クチートで威嚇を入れ、急所の試行回数を稼ぐ立ち回りをされないように気をつけて立ち回りました。剣舞ミミッキュに対しては、後出しした後に鉄壁を2回積むことができれば、そこから羽休めを連打しゴツメで削りきる立ち回りをとると、急所の負け筋を潰すことができます。
ゲッコウガ@気合いの襷
特性:激流
性格:控え目
調整:147‐×‐88(4)‐155(252)‐91‐191(252)
技構成:波乗り/悪の波動/水手裏剣/毒々
高い対面性能を持ちながら、ストッパー、スイーパー、崩しをいずれも高い水準でこなすことができる襷激流ゲッコウガ。
初手に投げて対面的に扱いながら数的優位を取りに行く動きや、激流圏内に入った自身をスイーパーとして残す動き、削りの入った崩しポケモンに後投げし上から縛りに行く動きなど、様々な動きをとることができる点が非常に強力でした。
毒々は耐久ポケモンに毒を刺して崩しにいく機会よりも、こちらからの有効打のないボーマンダやギャラドス、スイクンに対する起点回避として使う機会が多かったです。特にこの構築のような受け構築では、受けコマによってこれらのポケモンを処理しにいこうとすると、挑発や身代わりによって起点にされ崩されかねないので、挑発や身代わりの上から刺せるゲッコウガの毒々は重宝しました。
最終日前日までは、悪の波動の枠を守るで使用していましたが、最終日にメガゲンガー軸に勝ちきれず、レートが伸び悩んだため、怯みによる上振れの期待も込めて、急遽悪の波動を採用しました。狙い通り最終日は多くのメガゲンガーを狩ることができたため、変更は正解でした。
特性:化けの皮
性格:陽気
調整:131(4)‐142(252)‐100‐×‐125‐162(252)
技構成:じゃれつく/影打ち/剣の舞/呪い
汎用ストッパー兼ジャラランガZの一貫切り兼害悪系統対策。
ミラーや意地メガメタグロス、カプ・テテフ、ポリゴンZ辺りを意識して陽気最速をとりましたが、Sに補正をかけていない100族付近のポケモンの上をとれる機会も多く、最速をとった恩恵は大きかったです。
無難にめっちゃ強かったです。
【キツイポケモン、並び】
挙げるとキリがないのですが、特にやばいのを挙げていきます。
・挑発Zバンギラス
まともに相手取れるのがミミッキュくらいしかいません。
ヒトムグロスに入ってるやつは裏を無理やり削りはミミッキュの一貫作ることを意識して立ち回っていました。テッカグヤみたいな物理受けといるやつはミミッキュとバンギラスの対面を作り物理受けを釣ってグライオンでお祈りギロチンしてました。
ほとんど勝てた記憶ないです。
・怒り挑発カプ・レヒレ
ラッキーが削られて裏の特殊ポケモン通されがち。
ゲンガーいるから対面選出したいのにラッキー出せないからレヒレが削れないせいでゲコが通らない。
【結果】
TNアポロ
最高2131最終2055
最終156位
TNノエルぽけ♪
最高最終2151
最終28位
よほどマッチングが悪くなければ、あと1勝できたら2ページ目に入ることができ、最高レート、最高最終順位も更新だったのですが、2151に到達した試合が急所による運勝ちだったかつ集中力が完全に切れていて、このまま潜り続けても溶かしてしまうと判断したため、上記のレートで保存しました。
結果に関しては概ね満足しているため、悔いはないです。
最高レートチャレは5回くらいありましたが、全て負けてしまいました><。サブの21チャレも5,6回失敗したし土壇場に弱い…。
次にここまでこれる機会があったら、勝ちきれるように頑張ります。お疲れさまでした!